器とお酒の味

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いつもへべれけ

中年を過ぎた酒屋の三男坊

ぼんです。

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ベランダのオリーブの花が咲いています。

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20日まで、祇園ぼんで、ステンドグラス展開催中

 

3日目ですので、今日はゆっくりです。

 

来られたお客様の中で、酒の器の話にはなすが弾んだので少しだけ・・・

 

日本酒のお酒の器は、ワインのように、種類によって分けることはあまりありません。

 

でも、器によって、味わいは、変わります。

その要因の一つに、飲み口の開き方と厚みがあります。

 

飲み口が開いている器は、飲むときにお酒が舌全体に広がります。

 

微妙な味がわかるのですが、反面、苦みや渋みなどの美味しくない部分が

 

強調されるので、大吟醸などの繊細な味のお酒が似合います。

 

逆に、すぼまった口の器は、舌の真ん中にお酒が乗るので、

 

お酒の美味しい部分だけを感じられるので

 

深い味の生酛系のお酒によく合います。

 

また、飲み口が分厚い器も同様に、お酒の多くが舌の真ん中に乗りますので

 

濃い味のお酒に似合います。

 

飲み口がすぼまって、厚口になっている器は、ある意味で美味しくお酒が飲めるのですが、

 

繊細な味を感じたい方は、先が広がって、薄い口の器も面白いです。

 

参考になりました?

 

ちなみに、美味しくないお酒を、先の広がった器で飲むのは、おすすめしません。